●Photoshopを便利にするスクリプト関連まとめ

2013年12月10日    

PhotoshopをJavascriptで自動操作するスクリプトをいくらか書いてきましたが
一覧を作っておきます

●Photoshopのアンドゥをちょっとだけ便利にする方法
人気のTips
Photoshopでアンドゥした時に意図しないレイヤーに移動する事への対処法です

●レイヤーセットの描画モードを一括変換
SaiやClip Studio Paint でPSDを書き出すと
レイヤーセット(グループ)の描画モードが「通常」になるので 「通過」に自動変換

●Photoshopスクリプト2種
スクリプトを実行した時に レイヤー名に含まれている文字を判別して「アクション」を実行する
トリミング枠の内側が指定した解像度になるようにリサイズするスクリプト

●Photoshopでグループ毎にJPEG出力する
レイヤーセット(グループ)を別々の画像として書き出します

●Photoshop書捨てスクリプト
画像のリサイズをせずに「解像度」のみを変更
現在のレイヤの下に新規レイヤを作成する

●Photoshopで不要なチャンネルを削除する2
データの受け渡し等で 不必要なαチャンネルを消してしまいたい場合に

●Photoshopのレイヤー表示状態を操作するスクリプトあれこれ
全てのレイヤーを「表示」にするスクリプトと
選択中のレイヤーの上に重なっているレイヤーを全て非表示にするスクリプト

●Photoshopのベクトルマスクをちょっと便利に

ベクトルマスク切り替えとツール選択を一度に実行するスクリプトです
ショートカット登録で結構便利になるかと。


最後に有償配布になりますが、
イラストレーター等の御仕事をしている方には、必要になってくるはず
●Photoshopでパース線を自動生成!
パスで四角形を指定することで、パースの基準線になるパスを作成します

●WindowsでのPhotoshop自動操作覚え書き

2013年5月 9日    

今までMacを仕事の環境にしていたためMacOS関連の情報が多かったのですが
Windows環境で作業することになったので
今までと同じことをするために調べたことを覚書も兼ねてまとめておきます


私は3DソフトとPhotoshop等のソフトを連携させて動画を作る仕事をしています
そのため
・3Dソフトで作成したムービーをその場で確認
・3Dソフトからスクリプトを動かしてPhotoshopからテクスチャ等のデータを読み込み
といった処理が頻繁に発生するため自動化をしていました

MacOSXではシェルやAppleScriptといった自動処理のための機能を使っていましたが
WindowsでもWSHとVBScriptで同様のことができるようです
3Dソフトのスクリプト(Python)から上記の操作をする方法を考えます
以下ではマイドキュメントのファイルパスは C:\Users\yukimi\Documents\ として解説します。

まずは3Dソフトでレンダリングが終わったら自動的にムービーを再生する方法を考えます
MacOSXでは3Dソフトからシェルに対してコマンドを打ってたので同様の方法をとります

たとえば マイドキュメントに aaa.avi がある場合コマンドプロンプトで
"C:\Program Files (x86)\Windows Media Player\wmplayer.exe" "C:\Users\yukimi\Documents\aaa.avi"
というように打てばメディアプレーヤーで指定した動画を再生できるようです

同様のコマンドをPythonから実行するためにsubprocessモジュールを使用した例がこうなります
(Pythonではファイルパスの表記の仕方が異なるのに注意)

import subprocess,os

#動画再生ソフトのパス
Prayer_path = "C:/Program Files (x86)/Windows Media Player/wmplayer.exe"
f_path = "C:/Users/yukimi/Documents/aaa.avi"

#ファイルパスをWindows形式に
f_path_w = os.path.normcase(f_path)
args = "\"" + Prayer_path + "\" " + f_path_w
subprocess.Popen(args, bufsize=0, executable=None, stdin=None, stdout=None, stderr=None, preexec_fn=None, close_fds=False, shell=False, cwd=None, env=None, universal_newlines=False, startupinfo=None, creationflags=0)


subprocess.Popen()のオプションを設定して実行することにより戻り値を待たずに実行できます
一方 別のソフトの戻り値を待ちたい場合は subprocess.call() を使うことになります
(subprocess.call()ってムービーを再生させると戻り値を待って 再生中のウィンドウを閉じるまでスクリプトが止まることになります)

さて、2つ目のPhotoshopを操作する方法ですが
Windows上では Photoshopを操作できるスクリプトはVBScriptとjavascriptが利用できます
いずれもテキストエディッタで書いてファイルを実行するだけで操作でき、
また、VBScriptの場合 コマンドプロンプト上で
"C:\Users\yukimi\Documents\aaa.vbs"
といった具合にスクリプトのファイルパスを入力するだけでPhotoshopを操作できます

javascriptを使ったスクリプトも同様にコマンドプロンプトからも実行できるのですが
実行時に常に警告のダイアログが出るようになっているようです
VBScriptで書き直せば警告が出ないのですが、今回は
短いVBScriptを経由してjavascriptを実行することにしました

Photoshpで新規レイヤを作るスクリプト以下に書きます
中継用のVBScriptをVB_Hub.vbs
Photoshopを操作するためのスクリプトをtest.jsx
マイドキュメントに保存してあるものとします。

VB_Hub.vbs

Option Explicit
'コマンドライン引数の取得
Dim oParam
Set oParam = WScript.Arguments
'実行するアプリケーションとしてPhotoshopを指定
Dim objApp
Set objApp = CreateObject("Photoshop.Application")
''スクリプトの実行
objApp.DoJavaScriptFile oParam(0)


test.jsx

#target photoshop
var active_doc = activeDocument
//レイヤの作成
active_doc.artLayers.add()


python

import subprocess,os
#マイドキュメントのパス
mydoc_path = "C:/Users/moonstone/Documents/"
#実行するjavascriptのファイル名
jscript = "test.jsx"
#ファイルパスを実行するOSの形式で取得
jscript_path = os.path.normcase( os.path.join(mydoc_path,jscript) )
VB_Hub = os.path.normcase( os.path.join(mydoc_path,"VB_Hub.vbs") )
#VBScript経由でjavascriptを実行
subprocess.call("CScript \"" + VB_Hub + "\" \"" + jscript_path +"\" //nologo")

3Dソフトのスクリプトから中継になるVBScriptにjavascriptのファイルパスを引数として渡して
Photoshopを操作という形になっています。
Photoshopを自動操作するためのスクリプトはjavascriptで書けばWin・Mac両方で同じものが使えます。
中継用のソフトウェアをこうやって書いておけば指定するファイル名を変更するだけで
色々な機能を実行できるような構造になっているわけです

逆に戻り値をjavascriptからVBScript経由で実行元のソフトに戻す方法もあるようですが
ここでは割愛します。

いかがでしょうか?

続きを読む "WindowsでのPhotoshop自動操作覚え書き"

●新着記事がある場合にここに表示するようにしてあります

2012年11月15日    

記事なし

●コミティア100

2012年5月 4日    

ギリギリになりましたが
5/5のコミティア100出ます み13bです
既刊のSketchUpの解説本の印刷版 持って行きます
今回は部活動企画の『かえる部』にも参加しています
12042501.png
それでは 会場でお待ちしています

●ExportCSD1.7.6リリース

2012年2月16日    

GoogleSketchUpからComicStudioやIllustStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました
下絵用画像の読み込みを追加です

12021502.jpg

今回試験的にgumroadという課金サービスを利用した有償配布とさせて頂きます
gumroad:ExportCSD-SketchUp plugin

LightWaveObject(.lwo)形式の入出力対応等、
今後の開発を続けるためにご支援頂ければと思います

gumroadはクレジットカードが必要なのですが
プリペイドでクレジットカードのように決済ができるサービスがあるそうです
何かと便利かと思いますので併せて紹介しておきます
Visaブランド付帯ネットショッピング専用プリペイド:Vプリカ

インストール等使い方は続きで

続きを読む "ExportCSD1.7.6リリース"

●コミケについて

2011年12月29日    

遅ればせながらコミケについて告知
コミックマーケットでは3日目東モ-51bで
SketchUpで3Dの下絵形状を作るための解説本です
TIA98_s.jpg
ちなみにイベントに来れない人のために
PDF版をメロンブックスさんでDL販売しています
本自体の書店委託は今ところ予定はありません
(需要のない少部数本ですので)

●ComicStudio下絵一括読み込み

2011年12月 2日    

twitterでぱにぽに等の作者の氷川へきる先生が
コミスタでネーム画像を一括して読み込めたら とつぶやいていたのをみて開発していたソフトが完成しました
フォルダに入っている画像を1枚1ページで一括してComicStudioに読み込ませます
また 読み込んだ画像はComicStudioのページに合わせてリサイズされます

(最初に公開したバージョンではWindows環境でJPEGを読み込めない問題があったので修正しました)

CS_Rough_Importer2_m.zip(MacOSX)
CS_Rough_Importer2_w.zip(Windows)

(Windows版は解凍したフォルダの中のCS_Rough_Importer2.exeを実行してください)

11120103.jpg

元々はコミスタのファイルを直に吐き出す方式の予定で色々やっていたのですが
最近のアップデートでCLIP WEB PAINTというサービスとの連携で
新しいファイルフォーマットを採用したので そのファイルを利用することにしました

よってComicStudio 4.6以降必須となります

詳しい使い方は続きで

続きを読む "ComicStudio下絵一括読み込み"

●ComicStudio用QuickLookプラグイン

2011年9月16日    

MacOSXではファイルの中身をプレビューしたりするQuickLookという機能があるのですが
その機能をカスタマイズするプラグインが自作可能なのが分かったので
ComicStudioのページを構成するレイヤファイル等を見るクイックルックプラグインを作ってみました

コミスタで開かなくてもファイルの内容を確認することができます

11091501.jpg

ComicStudioは「layer」というフォルダ内に 各種レイヤを一枚ずつ個別のファイルに収めているので、
画像の入ってるレイヤは画像のプレビューを 他はレイヤ名の書かれたアイコンを表示するようにしました
Cover Flow表示ではどちらもアイコン表示でレイヤ名を表示します

ViewCommicstudioLayer06.zip

ダウンロードして解凍したファイルを
/Library/QuickLook/ または /Users/[ユーザ名]/Library/QuickLook/
のどちらかのフォルダに移動して
Finderを再起動(DockでOption+右クリックの「再度開く」を実行)すると機能が有効になります。
(Finderの表示では/ライブラリ/QuickLook/ になるかと思います
 ユーザーディレクトリの中のQuickLookフォルダはない場合は新規フォルダで作ってください)


エラーが出ない程度の作り込みしかしていませんし、IntelMac専用ですが
よろしければご利用ください
(PowerPC版はコードの調整が必要なのでご要望があれば追って作成します)

最後にQuickLook Plug-inの作り方はNovemberKou.comを参考にしました
この場を借りてお礼を申し上げます

●(株)セルシス様からのExportCSD公開のお知らせ

2011年6月23日    

当サイト内で今まで公開して来たSuketchUpプラグインExportCSDですが
コミックスタジオの開発元のセルシス様から配布していただけることになりました
ExportCSD_DL_700x150.png

つきましては 当面の間ExportCSDの配布はセルシス様のサイトに一本化いたします
契約上は引き続き当サイト内で配布することが可能なのですが
複数の公開元でユーザー様の混乱を生ずると考えたためです

今後の扱いはご意見を伺った上で考えさせて頂きます

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.7.3

2011年4月18日    

p>GoogleSketchUpからComicStudioやIllustStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました

書き出しに非常に時間がかかる原因が判明したので修正しました

(以前のバージョン比最大500倍の高速化!)

11022801.jpg

以前と同じ内容になりますが
続きには使い方と主な機能を書いておきます

続きを読む "SketchUpのシーンをComicStudioに1.7.3"

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.7

2011年2月28日    

GoogleSketchUpからComicStudioやIllustStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました

書き出しに関する設定の変更と いくつかの書き出しバグを修正しました

11022801.jpg

以前と同じ内容になりますが
続きには使い方と主な機能を書いておきます

続きを読む "SketchUpのシーンをComicStudioに1.7"

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.6

2011年1月16日    

GoogleSketchUpからComicStudioやIllustStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました
基本的にはバージョン1.5と同じですが
  • 階層化したコンポーネントで形状が乱れる場合があった
  • 頂点座標が0になる場合に不正なデータが記録されることがあった

といったバグ対応しています
1.5をご利用の方は置き換えをお勧めします
10050901.jpg

以前と同じ内容になりますが
続きには使い方と主な機能を書いておきます

続きを読む "SketchUpのシーンをComicStudioに1.6"

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.5

2010年10月21日    

GoogleSketchUpからComicStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました
  • 日本語ファイルパス対応
  • スムーズのかけられた曲面への対応
  • 線データが意図しない場所に出力されるのを修正
といったバグ対応しています

10102001.jpg
以前と同じ内容になりますが
続きには使い方と主な機能を書いておきます

続きを読む "SketchUpのシーンをComicStudioに1.5"

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.3

2010年5月 9日    

先日公開した SketchUpのシーンをComicStudioに のプラグインですが 

windows版のComicStudio/iIIustStudioで読み込みに問題があった等

いくつかのバグがあったので修正しました.


加えてコンポーネントの対応を加えたので 

Google3Dギャラリーの形状も利用できるようになりました

export_csd_1_3

10050901.jpg

ちなみにGoogle3Dギャラリーに登録されてる形状の権利関係はこういった感じ
日本の国内法でどこまで有効か微妙な部分もあるけど
ユーザーの権利の部分を読む限り
Google 3D ギャラリーにUPされた時点でアップロード者が派生物の作成を許諾したことになるようです
つまり 3Dギャラリーから落としたものを下絵にするのは問題なさそうです

●LWOエクスポート/インポートスクリプト バージョンアップです

2009年12月29日    

Shadeで.lwo(LightWave3D object file)をインポート/エクスポートするスクリプトをアップデートしました
Shade11への対応とUVの入出力に対応しました
通常Professionalでしか扱うことのできないlwoの形状データを扱うことができるようになります

Shade10/11のWidget形式となります
Shade10とShade11では別バイナリとなっています

ダウンロードしたファイルを解凍してできる
お使いのバージョンに合ったフォルダを開き
中にあるLWO_toolsフォルダごとShadeのWidgetsフォルダにコピーして
Shadeを再起動すれば利用可能になるかと思います
(詳しいインストール方法はShadeのマニュアルを参照してください)

http://artistside.com/?m=pc&a=page_fh_content&target_c_diary_id=15359

インポートは指定した形状のレイヤを一つのポリゴンメッシュとして作成
エクスポートはブラウザ上で選択した形状を選択形状毎に
ポリゴンメッシュに変換後それぞれをlwoとして出力します(複数形状可)

UVの入出力 テクスチャーの出力に対応しました
出力では距離UVのUV値と レイヤ1のテクスチャーデータをLWOに設定した状態で出力します
入力ではパラメタUVと距離UVの両方に同じUV値を設定します

テクスチャ出力の確認には(株)セルシスが販売しているComicStudioを利用しました
UV設定がされたポリゴンメッシュならばテクスチャー込みでコミスタ等に受け渡すことができるかと思います

●3D素材集のお試し版登録しました

2009年8月25日    

DLサイトの方に ComicStudio用の3D素材集を登録しました
絵の素材集3Dお試し版 DLsite.com直リンク

需要等が全く読めないので 作成済みの5点を収めました
学校の教室 階段 保健室 自転車2種類 です

まずはこれで様子見。 感想等を待ちたいと思います

●サイト再公開です

2009年4月 7日    

以前使っていた日記システムがスパムで埋まったせいで
長い事更新手つかずの状態でしたが
MovableTypeで公開しなおします

(一応メモ書き的なものは少しづつ更新していたのですが
 記事の表示に不具合があって公開できずにいました)

以前の通りCGに加えて
ShadeやPhotoshopの自作スクリプトも追加していこうかと思います

●素材集DL販売開始です

2004年9月23日    

これまで コミケで配布していた『絵の素材集』をDLsite.comでDL販売を開始しました

DLsite.com直リンク
内容はC66に配布していた『絵の素材集2』相当のものとなっています
これに伴い『絵の素材集2』の方のイベントでの配布は現在生産してある分のみとなります。
あしからず。

尚、素材集シリーズの次以降の予定は未定となっていますがご意見等ありましたらお願いいたします。

●デュアルモニター完全版?

2003年9月28日    

私のMacは作業画面を確保するために
デュアルモニター(2画面)にしていたりしますが
今まで片方は借り物の安物17inchで 画質に関してはおせじにもよいとは言い難い状況

そんな中ハードオフ巡りをしていたら見つけたですよ!!
メイン画面と同じ型番のモニター(SONYの MulutiscanE220)を
しかも 1万5千円!! 買うしかないでしょ
これで 左右の表示環境が同じなデュアルの完成ですよ


全てが全てはうまくはいかないもんで どうも色味が違う・・・
なんか プリセットされている白色点のRGBの数値もだいぶ違うみたいで
まぁ 前に比べれば相当表示は良好になったわけだし
しばらくはこれでOK かな