●ExportCSD1.7.6リリース

2012年2月16日    

GoogleSketchUpからComicStudioやIllustStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました
下絵用画像の読み込みを追加です

12021502.jpg

今回試験的にgumroadという課金サービスを利用した有償配布とさせて頂きます
gumroad:ExportCSD-SketchUp plugin

LightWaveObject(.lwo)形式の入出力対応等、
今後の開発を続けるためにご支援頂ければと思います

gumroadはクレジットカードが必要なのですが
プリペイドでクレジットカードのように決済ができるサービスがあるそうです
何かと便利かと思いますので併せて紹介しておきます
Visaブランド付帯ネットショッピング専用プリペイド:Vプリカ

インストール等使い方は続きで

続きを読む "ExportCSD1.7.6リリース"

●ComicStudio下絵一括読み込み

2011年12月 2日    

twitterでぱにぽに等の作者の氷川へきる先生が
コミスタでネーム画像を一括して読み込めたら とつぶやいていたのをみて開発していたソフトが完成しました
フォルダに入っている画像を1枚1ページで一括してComicStudioに読み込ませます
また 読み込んだ画像はComicStudioのページに合わせてリサイズされます

(最初に公開したバージョンではWindows環境でJPEGを読み込めない問題があったので修正しました)

CS_Rough_Importer2_m.zip(MacOSX)
CS_Rough_Importer2_w.zip(Windows)

(Windows版は解凍したフォルダの中のCS_Rough_Importer2.exeを実行してください)

11120103.jpg

元々はコミスタのファイルを直に吐き出す方式の予定で色々やっていたのですが
最近のアップデートでCLIP WEB PAINTというサービスとの連携で
新しいファイルフォーマットを採用したので そのファイルを利用することにしました

よってComicStudio 4.6以降必須となります

詳しい使い方は続きで

続きを読む "ComicStudio下絵一括読み込み"

●AppleScriptでコミスタの書き出しを自動制御してみたよ

2011年11月17日    

以前にもAppleScript使ってComicStudioで自動保存をするスクリプトを作ってみましたが

今回は書き出し設定の切り換えを自動制御でやってみました
書き出し方式をプリセットで切り替えれれば苦労はないんですけどね
とりあえず動画

実行のボタンを押してからはマシンを一切操作していません

時々考え事をしているように止まるのはご愛嬌といったところ

まだ使いやすい状態になってませんが参考までにスクリプト置いておきます

#操作対象を指定 EXの場合は "ComicStudio EX"

property ComicStudio : "ComicStudio Pro"

#保存場所を指定:例ではデスクトップ上

property SavePath : "~/Desktop/"


tell application "System Events"

set process_CS to application process ComicStudio of application "System Events"

tell process "ComicStudio Pro"

set frontmost to true #操作対象をアクティブにしておく

#書き出しダイアログの呼び出し

tell menu bar 1's menu bar item "ファイル"

tell menu "ファイル"'s menu item "書き出し"

click menu item "画像ファイル(寸法指定)..." of menu "書き出し"

end tell

end tell

#「画像のエクスポート」ウィンドウへの参照を設定

delay 0.5

set Exp_Window to window "画像のエクスポート" of process_CS

##グレースケールで縮小画像の書き出しをする設定

#縮小率を設定

click radio button 2 of radio group 1 of group "出力サイズ" of Exp_Window

#縮小率の数値

set value of text field 3 of group "出力サイズ" of Exp_Window to "25%"

#グレースケールモードに

click pop up button 1 of Exp_Window

click menu item "グレースケール" of menu 1 of pop up button 1 of Exp_Window

##ラスター化の詳細設定

click UI element "ラスター設定..." of group "仕上げ情報" of Exp_Window

#『ラスター詳細設定』ウィンドウへの参照を設定

set raster_Window to window "ラスター詳細設定" of process_CS

#『下記の設定で減色する』を選択

click radio button "下記の設定で減色する" of radio group 1 of group "出力設定" of raster_Window

#ポップアップの中身を選択

click pop up button 1 of group 1 of raster_Window

click menu item "減色しない" of menu 1 of pop up button 1 of group 1 of raster_Window

click button "OK" of raster_Window

##トーンの書き出し設定

click UI element "トーン設定..." of group "仕上げ情報" of Exp_Window

#『トーン詳細設定』ウィンドウへの参照を設定

set tone_Window to window "トーン詳細設定" of process_CS

click radio button "すべてグレーで出力" of group "出力設定" of tone_Window

click button "OK" of tone_Window

##ファイルの設定

#書き出しフォーマットをPNG

click pop up button 1 of group "ファイルの設定" of Exp_Window

click menu item "PNG" of menu 1 of pop up button 1 of group 5 of Exp_Window

#ファイルパスの設定

click UI element "..." of group "ファイルの設定" of Exp_Window

#セーブダイアログでファイルパスをテキスト指定するシートを表示

keystroke "g" using {command down, shift down}

#ファイルパスの設定

set value of text field 1 of sheet 1 of window "フォルダの選択" to SavePath

click button "移動" of sheet 1 of window "フォルダの選択"

click button "開く" of window "フォルダの選択"

#書き出しの実行

click button "OK" of Exp_Window

end tell

end tell

●ComicStudio用QuickLookプラグイン

2011年9月16日    

MacOSXではファイルの中身をプレビューしたりするQuickLookという機能があるのですが
その機能をカスタマイズするプラグインが自作可能なのが分かったので
ComicStudioのページを構成するレイヤファイル等を見るクイックルックプラグインを作ってみました

コミスタで開かなくてもファイルの内容を確認することができます

11091501.jpg

ComicStudioは「layer」というフォルダ内に 各種レイヤを一枚ずつ個別のファイルに収めているので、
画像の入ってるレイヤは画像のプレビューを 他はレイヤ名の書かれたアイコンを表示するようにしました
Cover Flow表示ではどちらもアイコン表示でレイヤ名を表示します

ViewCommicstudioLayer06.zip

ダウンロードして解凍したファイルを
/Library/QuickLook/ または /Users/[ユーザ名]/Library/QuickLook/
のどちらかのフォルダに移動して
Finderを再起動(DockでOption+右クリックの「再度開く」を実行)すると機能が有効になります。
(Finderの表示では/ライブラリ/QuickLook/ になるかと思います
 ユーザーディレクトリの中のQuickLookフォルダはない場合は新規フォルダで作ってください)


エラーが出ない程度の作り込みしかしていませんし、IntelMac専用ですが
よろしければご利用ください
(PowerPC版はコードの調整が必要なのでご要望があれば追って作成します)

最後にQuickLook Plug-inの作り方はNovemberKou.comを参考にしました
この場を借りてお礼を申し上げます

●コミスタ補助ツール

2011年8月23日    

ComicStudioの機能を補助するアプリケーションで作ってみました
説明画面はMacOSXですがWindows版アプリも同様に動くかと思います

Mac版:CS_Tools_mac.zip

Windows版:CS_Tools_win.zip
(Windows版は解凍したフォルダの中のCS_Tools.exeを実行してください)

画面の通りソフトの機能は2つ

11082201.jpg
 ■ComicStudioの3Dワークスペースからパース定規レイヤーに
 ■Photoshopから書き出したIllustlaterパスをComicStudioの定規レイヤーに
となっています 

くわしい説明は続きに

続きを読む "コミスタ補助ツール"

●ComicStudio用サークルカットテンプレート

2011年8月19日    

冬コミの申し込みの時期ですが
ComicStudioではオンライン申し込みで用意されたテンプレートで
直にサークルカットを描くことはできないので
使いやすいテンプレートというのを考えて作ってみました

書類全体のサイズをサークルカットサイズで作ることはできないのですが
書き出しサイズをサークルカットに合わせることはできます

11081901.jpg

単位をpixelにして適当なサイズで書類を作成して
仕上がり枠をサークルカットの縦横のサイズに合わせて作成します
(使い勝手のために基本枠の値を黒枠の内側に合わせて調整しています)
因みに黒枠の太さは22pixelで80pixel下にオフセットした位置にあるようです

テンプレート画像をコピペなり読み込みなりで合わせてください
MacOSでは他のソフト一旦解像度の数値を72dpiに変更してコピペするか
600dpiで保存したものを読み込み>画像ファイル で読み込むと
きちんとしたサイズに張り付けできました

書き出し>画像ファイル(ピクセル指定)の書き出し画面がこうなります

11081902.jpg
出力範囲:トンボの内側まで
とすると指定した画像サイズで画像データが書き出されます

Circle.msの説明では縦横の画素数が指定されているだけなので
その値が合ってれば問題ないかと思います
(最終的な印刷時の解像度は600dpiだそうです)

長々と書きましたが
 黒枠を含めたComicStudioのサークルカット用テンプレートをおいておきます
Cut_temp_comicet.lzh



●(株)セルシス様からのExportCSD公開のお知らせ

2011年6月23日    

当サイト内で今まで公開して来たSuketchUpプラグインExportCSDですが
コミックスタジオの開発元のセルシス様から配布していただけることになりました
ExportCSD_DL_700x150.png

つきましては 当面の間ExportCSDの配布はセルシス様のサイトに一本化いたします
契約上は引き続き当サイト内で配布することが可能なのですが
複数の公開元でユーザー様の混乱を生ずると考えたためです

今後の扱いはご意見を伺った上で考えさせて頂きます

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.7.3

2011年4月18日    

p>GoogleSketchUpからComicStudioやIllustStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました

書き出しに非常に時間がかかる原因が判明したので修正しました

(以前のバージョン比最大500倍の高速化!)

11022801.jpg

以前と同じ内容になりますが
続きには使い方と主な機能を書いておきます

続きを読む "SketchUpのシーンをComicStudioに1.7.3"

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.7

2011年2月28日    

GoogleSketchUpからComicStudioやIllustStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました

書き出しに関する設定の変更と いくつかの書き出しバグを修正しました

11022801.jpg

以前と同じ内容になりますが
続きには使い方と主な機能を書いておきます

続きを読む "SketchUpのシーンをComicStudioに1.7"

●ComicStudioで自動保存

2011年2月 4日    

以前 フォトショップで自動保存するスクリプト について書きましたが
スクリプトでの操作に対応しないComicStudioでも自動保存する方法があったので
作ってみました
MacOSX専用になります Windows環境の場合はこちらを参考にしてください
CS_autosave.lzh

コミスタで操作している時に10分毎に保存のコマンドを送るようになってます
基本的に上のファイルを解凍してダブルクリックするだけで動くようになっていますが
システム環境設定を一部変更する場合がありますので注意してください

動作テストに1分毎での保存に設定したものを使ってみましたが
差し当たって操作の障害になることもないようです


自分好みにカスタマイズしたい人のためにスクリプトのメイン部分も続きに置いておきます

続きを読む "ComicStudioで自動保存"

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.6

2011年1月16日    

GoogleSketchUpからComicStudioやIllustStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました
基本的にはバージョン1.5と同じですが
  • 階層化したコンポーネントで形状が乱れる場合があった
  • 頂点座標が0になる場合に不正なデータが記録されることがあった

といったバグ対応しています
1.5をご利用の方は置き換えをお勧めします
10050901.jpg

以前と同じ内容になりますが
続きには使い方と主な機能を書いておきます

続きを読む "SketchUpのシーンをComicStudioに1.6"

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.5

2010年10月21日    

GoogleSketchUpからComicStudioへ
形状とカメラデータを書き出すプラグインをアップデートしました
  • 日本語ファイルパス対応
  • スムーズのかけられた曲面への対応
  • 線データが意図しない場所に出力されるのを修正
といったバグ対応しています

10102001.jpg
以前と同じ内容になりますが
続きには使い方と主な機能を書いておきます

続きを読む "SketchUpのシーンをComicStudioに1.5"

●Shadeの線形状をコミスタの定規に

2010年9月11日    

ComicStudioの3Dレイヤに続き定規レイヤーのデータの解析をしてみました
フォトショップのパスやShadeの線形状と同じベジェも使えるようなので

過去の自作スクリプトを活用してカメラウィンドウの表示のまま
Shadeの線形状をコミスタのレイヤーファイルとして書き出すスクリプトを
書いてみました。
146514837.jpg
本当はもう少し使いやすいものに仕上げたかったのですが
しばらくいじっていられそうにないので 暫定版の書捨てスクリプトのまま公開
line_to_cru100911.lzh
Shadeのブラウザ上で選択している線形状が書き出し対象になります
スクリプトを実行して生成された拡張子.cruのファイルを
ComicStudioでファイル>読み込み>レイヤーファイルで読み込みます
定規のレイヤーフォルダを選択した状態だと定規レイヤーとして
画像レイヤーを選択した状態だと そのレイヤーのサブ定規として読み込まれるようです

●Shadeのカメラ情報をComicStudioに

2010年8月 8日    

先に公開していたSketchUpのカメラをComicStudioに書き出すものに続いて
ShadeのカメラデータをComicStudioに書き出すスクリプトを作成してみました
ExportCSD.py
フリーウェアですがソースコードの再利用に関してはご一報ください

カメラデータのみの書き出しで形状書き出しは未搭載です
形状の書き出しは別記事で紹介している
LWOエクスポートスクリプトをご利用ください

このスクリプトだけでは寂しいのでもうひとつ

作りだめしている小物の中から肉まんの蒸し器をUPしました
10080701.jpg
季節外れも甚だしいですが
よろしければご利用ください

●メイキング

2010年7月23日    

スケッチアップを使った背景のメイキングをUPしました
基本的な流れを解説しただけのものですが
プラグイン利用の参考に読んでみてください

反応次第で細かい内容を追加していこうと思っています

●SketchUpのシーンをComicStudioに1.3

2010年5月 9日    

先日公開した SketchUpのシーンをComicStudioに のプラグインですが 

windows版のComicStudio/iIIustStudioで読み込みに問題があった等

いくつかのバグがあったので修正しました.


加えてコンポーネントの対応を加えたので 

Google3Dギャラリーの形状も利用できるようになりました

export_csd_1_3

10050901.jpg

ちなみにGoogle3Dギャラリーに登録されてる形状の権利関係はこういった感じ
日本の国内法でどこまで有効か微妙な部分もあるけど
ユーザーの権利の部分を読む限り
Google 3D ギャラリーにUPされた時点でアップロード者が派生物の作成を許諾したことになるようです
つまり 3Dギャラリーから落としたものを下絵にするのは問題なさそうです

●SketchUpのシーンをComicStudioに

2010年4月30日    

以前の記事
スケッチアップのカメラ設定のみを書き出すプラグインを公開していましたが
同時に3D形状も書き出すものを作成しました
export_csd1_2.rbs
いくつかの致命的なバグがあったので修正しましたくわしくはこちら

ダウンロードしたファイルを
Windows の場合:C:/Program Files/Google/Google SketchUp 7/Plugins
MacOSXの場合:起動ドライブの/ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/SketchUp/Plugins
にコピーして SketchUpを再起動すれば
『プラグイン』メニューに『ComicStudioデータ書き出し』という項目が追加されます

作成される拡張子.csdのファイルをコミックスタジオ/イラストスタジオで読み込んでください
(同時に生成される拡張子.objのファイルは3D形状のデータです)
10042901.jpg


  • スケッチアップのカメラ設定をコミックスタジオに書き出し

  • Wavefront Object形式で3D立体形状を書き出し

  • スケッチアップで非表示の形状を出力しない

  • スケッチアップの線形状を立体化することで書き出し


といった機能を備えています
穴空けやコンポーネントには対応していない等一部不備がありますが
(1.4で対応しました)
線の書き出しは単純ながら作画のアタリには使えるかと思います

どうぞお試しください

●GoogleSketcUpのカメラ設定をComicStudioに

2010年3月29日    

先日の日記で書いていた ComicStudioの3D設定ファイルの解析結果を元に

GoogleSketchUpのカメラ設定を
ComicStudioに読み込ませるためのプラグインを書いてみました
2日で書いた殴り書きの汚いスクリプトですが よろしければお使いください
10032801export_csd.lzh

ダウンロードしたファイルを解凍してできたexport_cs.rbを
Windows の場合:C:/Program Files/Google/Google SketchUp 7/Plugins
MacOSXの場合:起動ドライブの/ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/SketchUp/Plugins
にコピーして SketchUpを再起動すれば
プラグインメニューにスクリプトが追加されるかと思います

10032801.jpg
左が元のSketchUp の画面右が書き出したデータを読み込ませたComicStudioの画面です

注意点としてはComicStudioのカメラの『距離』の設定はデフォルトのままなので
必要に応じて調整してください
また、CSDファイルはComicStudioの3D形状の読み込み状態を記録したファイルなので
3Dを読み込んだシーンに設定ファイルを読み込ませると カメラ以外は消えてしまいます
使う場合はCSDファイルを読み込んだ後 個別の3Dファイルを読み込むようにしてください

ちなみに3Dの形状は
こちらのサイトにあるlwo_exportを使って読み込ませました
プラグインの設定もlwo_exportの形状出力に合わせて調整してあります

今のところは 3D形状は別途読み込む必要がありますが
将来的には形状を親子関係を設定して一括して読み込めるようにする予定です

(必要な情報はそろってて半月もあれば作れるのですが
 主にお財布的な事情で...  ってなわけでカンパ歓迎です
 三菱東京UFJ銀行 厚木支店(店番号707) 普通講座 4725509 口座名:ユキミツキ)

●コミスタの3Dを研究2

2010年3月24日    

ここ1年ほどComicStudioの3DをLWSで活用する方法を試していたけれど
いろいろ使い勝手に制限を感じていたので
コミスタの3D設定を保存するファイル(.csd)を調べてみた


とはいえ 簡単なテキストファイルとかなわけでもないので
色々設定をかえて バイナリエディッタをにらめっこ

10032401.jpg
MK3Dで始まる8バイトのヘッダの後
01 00 00 00 A5 02 00 00 01 00 00 00 .....
といった感じのデータ
4バイトのIDデータの後 4バイトでデータの入ってる部分の長さ その後実データ
データの部分には入れ子に 同じ形式のデータ列が入っていることもあるようです
(図だとID 01のデータが0x2A5バイト その中にID 01のデータが4バイト ID 02のデータが4バイト...)
また 数値設定データの多くは64ビットリトルエンディアンで保存されているようでした

つまらないデータ構造の話はこのへんにして
実際に保存されているデータの話

■カメラ設定
通常の3Dソフトのカメラ設定は 
視点(カメラの位置)注視点(視界の中心)画角(見える範囲)
のデータを持つことが多いけれど

コミスタの内部データでは
注視点(3次元座標)と注視点からみたカメラの回転移動(角度),画角で保存しているようです
10032402.jpg

ちなみに『パース』の設定項目は左右の画面の見える範囲の角度(画角,単位は度)
のようで コミスタの標準状態で
注視点座標の左右に20.7の範囲が見えるようになっているようです
(コミスタの内部単位で 視点からの距離50*tan22.5度)
通常ならば 角度の設定をかえれば 画面内に写っている内容がかわるのですが
カメラの位置も移動させることで 遠近感のみを制御しているようです
10032403.jpg

■形状データ
形状については読み込むファイルのファイルパスと移動情報と 選択状態等のようです
(相対パスでファイルパスの区切りは¥ DOS形式というかことかな)
移動情報は コミスタの画面に表示されている値と
3Dソフトでよく使われる変換マトリクスが個別に保存されているようです
また LWSで形状を読み込んだ時にできる親子関係も
CSDファイル内に格納されているのを確認 必ずしもLWSファイルを使わなくても
親子関係を設定可能なのを確認しました
(読み込む3DファイルがOBJとかでも可能)

他 陰影 階調化の有無や階調化の位置 光源位置 輪郭線の幅やレイヤーの色
なんかの設定項目を確認してあります

色々調べている間に コミスタ問題点を色々見つけたのですが
それは別の機会に

とりあえず 調べた結果を元にShadeとGoogleSketchUPの
カメラ設定をコミスタ用設定ファイルに書き出すソフトを作成中です

●喫茶店モデル

2010年2月10日    

以前に作ったモデル等を組み合わせて
シンプルな喫茶店の店内の3Dデータを作ってみました
lwsファイルの ComicStudio/illustStudio用の可動素材になります

イラストコミュニケーションサイトのpixiv内での利用に限定してフリーとします
(あまり需要があるとは思えませんが、pixiv以外や商用利用に関してはご相談ください)
今後の素材作成の参考にしたいので
使い勝手に関してご意見ご感想頂けるとうれしいです。

●アタリ用のグリッドモデル

2010年1月25日    

非常にシンプルですが グリッドのテクスチャーを貼付けた3Dモデルです
平面と 立方体の モデルを同梱
一から絵を描く時や 他のモデルと併用してアタリをとるのに使えるかと思います
立方体は内側を表にしてあるので 特に室内のアタリに使えるかと
10012503.jpg
アタリ用のグリッドモデル

ちなみにこのコミスタ用3Dモデルのシリーズはフリーです
商用同人関わらず特に制限もしませんので下絵等に自由にお使いください
(ただし 3Dモデルの状態での再配布はしないでください)
利用の報告の必要もありませんが 頂けるとうれしいです

●丸椅子モデル

2010年1月13日    

簡単な丸椅子のモデルです
シンプルですが 手で描くとなると多少面倒かと
10013001.jpg
10倍サイズで作成してあります
丸椅子モデル

●学校の机 椅子のモデル

2010年1月11日    

DLsiteで配布しているシーンモデルから
机と椅子だけをフリーで配布してみます

10011001.jpg
学校の机 椅子のモデル
読み込んだ時に使いやすいように10倍のサイズで作ってあります

ComicStudio/illuststudio用の可動シーンデータを配布中です
机 椅子の方をお気に召しましたら 素材集の方もお試しいただければと 思います
絵の素材集3Dお試し版 DLsite.com直リンク

●テクスチャ付きワインボトル

2010年1月 7日    

非常にシンプルなモデルですが
テクスチャー付きのワインボトルです
微妙に形の異なる2枚を収めてます
10010701.jpg

読み込んだ時に使いやすいように100倍のサイズで作ってあります
ワインボトル素材モデル
同一フォルダ内にあるテクスチャー画像を描きかえることで
自分好みのボトルにできるかと思います

●傘モデル

2010年1月 6日    

順次コミスタ3D素材モデルの配布を進めていく予定ですが
今回はチャットで少し話しがあった傘をば
10010601.jpg
速攻で作ったアタリ用モデル(LWO)です
傘_1.lwo
読み込んだ時に使いやすいように10倍のサイズで作ってあります

●ComicStudioの3D機能研究

2010年1月 5日    

コミスタ用の3Dツールの自作がほぼ完了したので
今年はコミスタ用素材を配布していこうかと計画しております

そこで 曖昧なままで済ませていたコミスタの3D機能について
いくつか考察してみました

まず ファイル>読み込み>3Dファイルで
1m角のlwoファイルを読み込んで画面上で表示されるサイズを調べてみます
10010501.jpg
A4用紙で5mm強 B4用紙で7mm弱  用紙幅等との比率で表示サイズが決まるようで

次に 他の3Dソフトでどう設定したものと同じ画像になるのかを調べてみます
使ったのはShade
5m間隔でグリッドと2m角の立方体を配置したもので位置合わせをしてみた
10010502.jpg
カメラの位置は中心から50mの位置で 15度下を見下ろすように設定
(15度はコミスタの設定項目の数字から)

画角設定はShadeの方で用紙サイズと同じにレンダリング設定した場合で31mm
正方形にレンダリング設定した場合で44mmでほぼ一致しました
(見にくいけれど 図中の緑線がコミスタの表示 黒線がShadeのレンダリング画像)
画像にも多少の誤差があるし それぞれの数値と合致するものが見つけれていないけれど
こんなものでしょう

最後に3Dフレーム作成ツールで3Dの表示エリアを作った場合の挙動を確認

どうやら作成するフレームの大きさによって
初期設定されるカメラの『距離』の数値が変動するようです

10010503.jpg
作成後 3Dフレームのサイズを替えただけでは設定は変化はしません
リセット(画像の赤丸)を押すとそのフレームに合った数値に変化するようです

ただ その挙動は少々意味不明
図では原点を中心に半径20mの球体を配置したのだけれど
新規作成時やリセット押した後 短い辺の幅に合わせて『距離』がセットされ
だいたい同じ範囲が写るようになっているのだけれど
図を見る通り 全く同じ範囲というわけでもないようです
ただ 原点から大体20mの範囲に設定されたものが表示されるようには設定されるようです

因に3Dのグリッド線は5m間隔のようです

また 長辺を延ばしても『距離』の設定は変化はしないようなので
短辺の長さが設定に影響しているのは間違いないようです
(因に3DソフトのShadeは長辺が設定の基準になる)

以上の考察からすると
LWOでの3Dモデルの作成は 主題になるものが原点から±20mの範囲になるように
形状の大小を調整するといいようです
今後どうするかは さらにテストが必要なようですね